ボヘミアンラプソディ ネタバレ感想と考察
今年1年間なぜか言い様のない虚無感にずっと襲われてて碌に映画見れてなかったんですが久々に映画館、しかも極音上映で見たボヘミアンラプソディ最高でした。長らく映画見れてなかったけどこの映画をきっかけにもっと色々見ようと思いましたね
以下ネタバレ感想
もう序盤から興奮の嵐!最初のライブエイドのシーンから自分自身がフレディマーキュリーになってる様な感覚になりました。この作品見る前おばあちゃんの家にあったクイーンのdvd観て少しですが予備知識あったんですがラミマレックのフレディがとにかく仕草や目の動きそのまんまフレディと瓜二つでかっこよかった。
エミリーとフレディの関係やポールとフレディの切ない関係が好きでした
これは個人的な考察なんですが物語的には裏切り者として描かれていたポールだけどポールもポールでフレディの場所が自分にとって唯一の居場所だったのかなと思ってます。ソロデビューの話を持ちかけたマネージャーをクビにした後の車内で、ポールは父親は自分がゲイだと言う事を知るくらいなら自分の死を望むだろうみたいな事を語る場面が個人的には印象的で、車内でフレディにソロの話を知ってたか?と聞かれた時に咄嗟に嘘をついたのもゲイである自分を認めてくれる居場所はフレディの場所だけでフレディに見捨てられる事を何よりも恐れていたからなんじゃないのかと。そういうのを踏まえて見るとフレディがポールにクビを告げるシーンが私は凄く切なかったです
全体的にはジェットコースターの様なストーリー展開でこれを雑だと思う人も居れば退屈しない分かりやすい展開で面白いと思う人もいるんでしょうね。
私は後者ですが再現シーンやライブシーンで印象的な場面は沢山あっても、ストーリー的なシーンで印象的な場面と言われると私は上記のポールとフレディの車内のシーンやエミリーとフレディの別れのシーンなどしか思い浮かばないのでストーリーが雑だったと批判する意見はやっぱり分かります。
けどこの映画は個人的にストーリーというより一つ一つの再現シーンの迫力やフレディの孤独にに重点を置いた作品だと思ってるので、多少雑でもその分他に圧倒されるシーンが多かったので全体的にはいい映画だったと思っています。ただ最後にそれまでほぼ空気だったジムが急にフレディの恋人的立ち位置になりなんとなくなくいいポジションで終わったのはモヤモヤが残りましたね。最後にそういう大事なポジションに置くならもっとフレディとジムをちゃんと描いて欲しかった…
けどそれと同時にとにかく再現シーンが最高でずっと興奮の嵐だったので見終わった後は爽快感を感じるし伝記映画として最高作品だと思います。
是非皆さん映画館に足を運んでみてください